ダークウェブに情報が漏洩するとどうなる?対策方法は? | |
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作成日時 23/05/29 (11:12) | View 2480 |
ダークウェブは、企業の情報セキュリティ対策を行う上で見逃すことができない存在になっています。
ダークウェブは、一般的な方法ではアクセスが難しく、またGoogleなどの検索エンジンで見つけることも不可能なWebサイトの総称で、ダークウェブでは違法な物品やサービス、コンピュータから漏洩した個人情報などの機密情報が取引されています。
ダークウェブで取引される個人情報
ダークウェブでは以下のような個人情報が取引されており、このような情報漏洩によって、企業や個人に大きな被害をもたらす可能性があります。
l 氏名、住所、電話番号、生年月日
l パスワード、ID
l クレジットカード番号、銀行口座番号
l 健康保険証番号、マイナンバー
これらの個人情報は、不正に取得された後、ダークウェブで取引され再配布されることによって、様々な犯罪に悪用される可能性があります。例えば、不正アクセス、クレジットカードの不正使用、なりすまし、詐欺ランサムウェアによる被害などです。また、個人情報をもとに、なりすましメールやフィッシング詐欺に悪用されることもあります。
情報漏洩によって発生する被害
■個人への被害
l なりすましや詐欺などの犯罪被害
l 信用情報の悪用による金銭的被害
l 名誉毀損やプライバシー侵害
l 精神的苦痛
■企業への被害
l 顧客からの信頼喪失
l 取引先からの取引停止
l 訴訟リスク
l 株価下落
l 倒産
情報漏洩は、個人や企業にとって大きな被害をもたらす可能性があります。そのため、情報漏洩を防ぐための対策を講じることが重要です。情報漏洩を防ぐための対策としては、以下のようなものがあります。
効果的な情報漏洩対策
情報漏洩を防ぐためには、以下の対策が有効です。これらの対策を講じることで、ダークウェブなどへの情報漏洩を防ぎ、企業のセキュリティを強化することができます。
①強固なパスワードと多要素認証を導入する
強固なパスワードとは、数字、英字、記号を組み合わせた8文字以上のパスワードのことです。多要素認証には、パスワードに加えて指紋認証や顔認証などの複数の認証方法を組み合わせてセキュリティを高める方法があります。
②データの暗号化を行う
データの暗号化とは、許可されていない第三者がデータを読み取ることができない状態にすることで、データの盗難や改ざんを防ぐ方法です。データの暗号化を行うことで、情報漏洩の被害を未然に防ぐことができます。
③脆弱性診断を行う
脆弱性診断とは、システムやネットワークの脆弱性を洗い出して対策を行うことです。セキュリティ対策の状況を把握し、改善していくことができ、もしセキュリティインシデントが発生した場合でも、被害を最小限に抑えることができます。
④従業員教育を行う
従業員教育とは、従業員にセキュリティの重要性と、セキュリティ対策についての教育を行うことです。従業員のセキュリティの意識を高め、セキュリティリテラシーを向上させることができますので、企業の社会的信用も高めることができます。
⑤セキュリティ監視ツールを導入する
セキュリティ監視ツールとは、システムやネットワークを監視し、異常を検知するツールです。これらの対策を講じることで、ダークウェブへの情報漏洩を防ぎ、企業のセキュリティを強化することができます。
特にダークトレーサーのようなダークウェブ調査ツールを使用すると、ダークウェブに漏洩した個人情報があるかどうか、どのような情報がどこから漏洩したのかなどを確認することが可能です。
ダークトレーサーを使用した情報漏洩確認
ダークトレーサーのCDSモジュールを使うと、自分のユーザIDやパスワードなどのアカウント情報がダークウェブにあるかどうか検索できます。もし漏洩情報を発見した場合は、以下の画像の様に、ログイン先、ユーザID、パスワード、漏洩が発生したコンピュータのIPアドレスを確認することができます。
もしも自分のユーザIDやパスワードを発見した場合、そのIDとパスワードは速やかに変更する必要があります。さらに、コンピュータがウイルスに感染していないか確認することをお勧めしています。もしも感染していた場合は、IDとパスワードを変更しても再び情報が漏洩する可能性が高いので、ウイルスチェックと除去は必ず行うようにしましょう。
ダークトレーサーは申し込み後すぐに試用が可能です。