クラウドセキュリティ入門:情報システム担当者のためのガイド

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    クラウドセキュリティ入門:情報システム担当者のためのガイド
    作成日時 24/03/13 (09:58) View 372




    クラウド技術の急速な発展がビジネス世界に画期的な変化をもたらしている一方、サイバーセキュリティに関する新たな挑戦も引き起こしています。特に、利用が進むクラウドにおけるセキュリティは、現代のデジタル社会で企業が直面している最も切実で複雑な課題の一つとなっています。

     

    日本ネットワークセキュリティ協会が実施した調査によると、ランサムウェアに感染した企業の平均的な被害額は約2386万円にのぼります。不正アクセスやデータ漏洩などのインシデントは、企業にとって重大な金銭的な損失と顧客の信用喪失を引き起こすのです。クラウドベースのツールを利用する企業が増える中、情報システムの責任者は、クラウドセキュリティの重要性を理解し、適切な対策を講じなければいけません。

     

    この記事では、クラウドセキュリティの基本的な概念、リスク、原則、そして対策について、分かりやすく説明していきます。


    クラウドセキュリティとは

    クラウドセキュリティとは、インターネットを介して提供される「クラウド」と称されるプラットフォーム上に保存されたデータやシステムの安全を確保することです。この重要性は、物理的なコンピューターやデータセンターから離れ、オンライン上で情報を保存・管理する方法が普及するにつれて高まっています。

     

    かつて、多くの企業は自社施設内にコンピューターやサーバーを設置し、そこに重要な情報を保管していました。これらの装置は物理的に保護されており、セキュリティの主要な焦点は外部からの侵入を防ぐことにあります。

     

    しかし、クラウドを利用することで、データがインターネット上のサービスに保存されるようになり、これによって新たなタイプのセキュリティ対策が求められるようになりました。この場合の課題は、データをいつでもどこからでもアクセスできる状態に保ちつつ、同時に悪意ある攻撃や偶発的な事故からデータを守ることです。

     

    ベンダーが基本的なクラウドプラットフォームのセキュリティは実施してくれますが、利用者として自社でも必要な範囲のセキュリティ対策をしなければいけません。


    クラウドにおけるリスクと課題

    クラウドサービスの利用に際しては、セキュリティ上のリスクを適切に認識し、管理することが重要です。これらのサービスは便利さを提供する一方で、いくつかのセキュリティ上の問題も持ち合わせているためです。以下に、クラウドサービスの利用における3つの主要なセキュリティリスクを紹介します。


    情報漏えいのリスク

    情報漏えいはクラウドサービスにおいて最も一般的なリスクの一つで、アクセス権の不適切な設定、重要なアップデートの遅れ、内部者による意図的な漏えいなどが原因となります。たとえば、情報公開の設定ミスによって、非公開であるべきデータベースが公開され、機密情報が露わになる事故が起こることがあります。


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    サイバー攻撃の増加

    クラウドサービスを狙うサイバー攻撃も増加しています。攻撃者は、クラウドサービスの脆弱性や設定ミスを利用して不正アクセスを試みます。攻撃方法には、クロスサイトスクリプティング(XSS)やSQLインジェクションなどが含まれ、弱いパスワードやフィッシング攻撃による従業員アカウントの乗っ取りも一般的です。権限を持つユーザーアカウントが乗っ取られると、機密情報が容易に犯罪者の手に渡ります。


    クラウドベンダーの脆弱性

    クラウドベンダーのセキュリティの弱点も重要な問題です。クラウドサービスを利用するということは、ベンダーに自社情報を預けるということ。ベンダー側のセキュリティ不備が、顧客に影響を及ぼし、サービス中断やデータ損失、さらには流出の可能性があります。

     

    また、複数の顧客が同じクラウドインフラストラクチャを共有することによる「多重テナンシー」のリスクも存在し、一つの顧客のセキュリティ問題が他の顧客に波及することがあります。



    クラウドセキュリティの基本原則

    クラウドセキュリティを確実に行うためには、いくつかの基本的な原則を理解し、正しく適用する必要があります。ここでは、3つの基本原則を見ていきましょう。

    認証とアクセス管理(IAM)

    IAMは、クラウドセキュリティにおける中心的な要素であり、認証とアクセス権の管理を通じて不正アクセスを阻止します。認証・アクセス管理システムはユーザーの身元を確認し、適切なアクセス権を与える役割を担います。強力なパスワードポリシー、多要素認証、従業員別のアクセス制御は、IAM戦略の重要な構成要素です。


    ネットワークセキュリティ

    ネットワークセキュリティは、クラウドリソースへの不正アクセスや攻撃からの防御に不可欠です。ファイアウォール、VPN、侵入検知システム(IDS)などのセキュリティツールが、ネットワークトラフィックを監視し、異常な行動を特定するのに貢献します。通信の安全性を確保し、ネットワーク内の流れを適切に管理しましょう。


    データ保護

    データはクラウドセキュリティの核となり、それを適切に保護することが必須です。データの暗号化は、データが保存されている間および転送中に保護を提供します。

     

    さらに、バックアップ戦略とデータ損失防止措置は、データ消失や漏えいの保護に役立ちます。データ保護対策を実施することで、機密データの不正な閲覧、変更、破壊のリスクを著しく低下できるのです。



    クラウドセキュリティの共有責任モデル

    クラウドセキュリティとは、クラウドサービスベンダーとクライアントの間で共有される責任です。この「共有責任モデル」は、クラウドサービスの種類に応じて、セキュリティ責任の範囲が変わることを意味します。自社の責任範囲を明確に把握し、必要なセキュリティ対策を講じましょう。


    インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス(IaaS)

    IaaSでは、ベンダーはインフラストラクチャ(サーバー、ストレージ、ネットワーク)を提供し、基本的なセキュリティ対策を講じます。しかし、オペレーティングシステム、ミドルウェア、アプリケーションのセキュリティは、クライアントの責任となります。これには、アプリケーションのセキュリティ、データの暗号化、ネットワークトラフィックの管理が含まれます。


    プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)

    PaaSでは、ベンダーはアプリケーションの実行環境を提供します。オペレーティングシステムやミドルウェアのセキュリティ管理はベンダーの責任範囲ですが、アプリケーションレベルでのセキュリティとデータの保護はクライアントの責任です。クライアントは、開発したアプリケーションのセキュリティ強化とデータの保護に注意を払う必要があります。


    ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)

    SaaSでは、ベンダーはアプリケーションを提供し、そのセキュリティ管理の大部分を担います。しかし、クライアントはアプリケーションの使用方法とデータ管理に関して責任を持ちます。たとえば、ユーザーアクセスの管理やデータ入力、処理、保存のセキュリティなどです。



    実践的なクラウドセキュリティ対策

    クラウドセキュリティを強化するには、具体的で実践的な対策をすることが不可欠です。ここでは、効果的なクラウドセキュリティ対策をいくつか見ていきましょう。

    多要素認証(MFA)の実装

    MFAは、パスワードに頼るだけでないセキュリティ対策で、ユーザーがアカウントにアクセスする際に二つ以上の認証手段(パスワード、所有物、生体認証など)を要求します。これにより、たとえパスワード情報が盗まれたとしても、サイバー犯罪者はもう1つの認証情報が必要となるため、不正アクセスのリスクを大幅に低下できます。

     

    特に、機密情報をクラウド上で取り扱う場合、多要素認証の設定は不可欠といっても過言ではありません。


    データの暗号化

    保存中及び転送中のデータの暗号化は、データの機密性を守る基本的な手段です。クラウドストレージやデータベースに保存されるデータは常に暗号化される必要があります。SSL/TLSなどのプロトコルを使用してデータ転送中の暗号化を保証します。

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    バックアップ戦略の構築

    データ損失やシステム障害から迅速に復旧するためには、効率的なバックアップ戦略が必要です。定期的に重要データをバックアップすることで、ランサムウェアの被害にあっても大きな被害を受けたり、クラウドサービスベンダーのシステムエラーの影響を受けたりするリスクを防げます。


    エンドポイントの保護

    クラウドサービスへのアクセスポイントであるエンドポイントのセキュリティ強化も重要です。アンチウイルスソフトウェアの導入、セキュリティパッチの定期的な更新、ファイアウォールの設定などをし、サイバー攻撃の入り口であるエンドポイントを保護しましょう。


    従業員のトレーニング

    セキュリティは技術的な問題だけではなく、人的な側面も含みます。定期的なセキュリティトレーニングと意識向上プログラムを従業員に提供することで、フィッシング攻撃や不適切なデータ取り扱いのリスクを減少できます。



    まとめ

    現代のビジネス環境において、クラウドセキュリティの重要性は高まっています。クラウド環境は、企業にとって利便性が高い一方で、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクを伴います。これらのリスクを最小限に抑えるためには、効果的なセキュリティ対策が不可欠です。

     

    多要素認証やデータの定期的なバックアップなどをして、自社情報を守りましょう。ただし、サイバー攻撃を完全に防ぐことは不可能です。また、自社がどれだけ適切な対策をしても、ベンダー側がサイバー攻撃を受けることで、自社情報が流出する可能性があります。

     

    そこで重要となるのが、サイバー攻撃を受けることを前提にした「被害を最小化する対策」。ダークウェブを定期的に監視すれば、機密情報や従業員のアカウント情報などの流出状況を迅速に確認し、最適な対策を講じられるようになります。

     

    ダークウェブに情報が流出している可能性は極めて高いです。もし「自社の情報漏洩に関して不安がある」と感じた場合は、ダークウェブ監視ツールの無料トライアルを利用して現状を把握することをおすすめします。情報漏えいのリスクを未然に防ぐためにも、以下のリンクから無料トライアルにお申し込みください。



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